ATMX+CXSEとどっちがおススメ【中国株投資】

投資信託

中国へ投資する投資信託とETFについて解説していきます。

元々CXSEというETFで投資していたのですが、最近大和アセットマネジメントからATMX+という中国ハイテク企業に投資する投資信託が登場したため、

どっちで投資するのがいいんだろうとお悩みの方も多いと思うので、その二つを比較していきたいと思います。

私個人として、今後20年の間にAIや自動運転などハイテク技術が世の中にさらに浸透していくと思っています。その中でGAFAを始めとするアメリカのハイテク企業ではなく、中国のハイテク企業が覇権を握る可能性もなくはないと考えています。

そのため、中国ハイテク企業をポートフォリオに加えておくことは将来に対するリスクヘッジになると考えています。

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結論

私個人としては、ATMX+とCXSEを比較した結果、中国企業への投資は引き続きCXSEをメインにしていくのがいいかなというのが現時点での結論です。

理由は2点あります。

  1. CXSEは時価総額加重型であるのに対し、ATMX+は時価総額加重型ではなく等分型であること
  2. ATMX+はわずか10社にしか投資しないため、分散が効かないこと

ただし、ATMX+のほうが手軽に買えるという利点はあるため、大きなこだわりがなければATMX+でお手軽に中国ハイテク企業投資を始めるのは大いにありな選択肢だと思います。(ATMX+も悪い投資信託ではないです)

CXSEの特徴

CXSEはアメリカの有名な資産運用会社であるWisdom Treeが開発した中国企業に投資するETFです。CXSE自体はNASDAQに上場しています。

CXSEの特徴は、何といっても国有企業を除く中国企業に投資していることです。
中国には未だに国が大株主となっている国有企業が存在します。国家の意向が多大に反映されるため、成長力が低いことで知られています。

2008年からのリターンで見て、
非国有企業は250%の成長を遂げているのに対して、
国有企業のリターンは0%で全く成長していません。

詳細は下記のWisdom Treeが出している資料で確認することができます。

https://www.wisdomtree.com/-/media/us-media-files/documents/resource-library/investment-case/the-case-for-china-ex-state-owned-enterprises-fund-(cxse).pdf

さらに、中国企業は香港で上場していたり、アメリカで上場していたりバラバラしているのですが、CXSEはどこに上場していようが投資の対象としてくれます。

ただし、投資信託ではなく、アメリカに上場しているETFですので、投資信託ほどのお手軽さはないです。

ATMX+の特徴

ATMX+は大和アセットマネジメントが開発した投資信託です。

ATMXはAlibaba,Tencent,Meituan,Xiaomiの頭文字をとっているものです。

ATMX+の特徴は上記の4社を含む10社に集中投資していることです。その10社の選び方は、香港証券取引所に上場している中国企業の中で、業種(テック関連)・成長性・イノベーションの3要件を満たした銘柄のうち時価総額上位10社を対象としています。

そのため、アメリカのみに上場している中国企業は対象になりませんし、テック関連以外は入りません。

ATMX+/ 大和アセットマネジメント株式会社
ATMX+(エー・ティー・エム・エックス)は、中国を中心に世界のテクノロジー進化をリードする計10企業で構成された指数です。指数の構成銘柄や関連する投資信託、指数のパフォーマンスをご紹介します。

ちなみにATMX+に2倍のレバレッジをかけたiFreeレバレッジATMX+というのもあります。

CXSE vs ATMX+の比較

本題の両者の比較に移りたいと思います。

CXSEとATMX+に加えて、香港に上場しているハイテク企業で構成されている指数であるハンセンテック指数に連動するiShares Hang Seng TECH ETFも比較対象に加えます。

基礎情報

CXSEATMX+Hang Seng TECH
形態米国ETF投資信託米国ETF
対象企業中国企業中国Tech企業中国Tech企業
対象市場市場問わず香港のみ香港のみ
銘柄数170銘柄10銘柄33銘柄
指数の計算方法時価総額加重型単純割合型時価総額加重型

ATMX+は大和アセットマネジメントが運用している投資信託ですが、CXSEとHang Seng TECH ETFはアメリカのETFです。そのため、お手軽に100円から始められるのはATMX+のメリットと言えます。

対象企業はどの投資信託/ETFも中国企業を対象としていますが、ATMX+とHang Seng TECH ETFが香港に上場している企業のみを対象としているのに対し、CXSEは香港だけでなくアメリカに上場している中国企業も対象としています。

米国のみに上場している中国企業の有名どころとしては、電気自動車のNIOやEコマースの新興企業であるPinduoduoがあります。

NIOは中国版テスラと呼ばれておりかなり注目が集まっている企業ですし、Pinduoduoは年間アクティブユーザー数ではAlibabaを抜いている勢いのある企業です。

また、ATMX+とHang Seng TECH ETFはTech系企業のみを対象としているのに対し、CXSEはTechに限らず非国有企業を対象としています。

上記2つの理由から銘柄数でみると、CXSEが一番分散が効いています。

指数の計算は、CXSEは時価総額に応じた保有割合になるのに対し、ATMX+は10銘柄を10%ずつ保有する形となっています。

リターンとコスト

投資するうえで最も重要であるリターンとコストについて比較します。

CXSEATMX+Hang Seng TECH
直近半年リターン*+18.6%+13.5%+12.9%
2020年1月からのリターン**+56.9%+111.1%
信託報酬0.32%0.781%0.25%
取引手数料0.495%00.495%
*2020年9月18日~2021年4月13日で計算。iShares Hang Seng TECH ETFができたのが2020年9月18日のため。
**JD.comとNet easeの香港市場に上場したのが2020年6月のため、計算に含めず。

直近半年のリターンではCXSEが最も高い結果となっていますが、コロナ前の2020年1月から見るとATMX+が2倍近いリターンを出しています。
(※2020年1月からのリターンを計算する際は、JD.comとNetEaseを除いています。香港への上場日が2020年6月で、1月~5月のデータがないため)

ATMX+の中でもKingdeeとMeituanが大きく伸ばしており、その影響が強く出ています。

CXSEは広く分散されているので、ATMX+に比べると値動きが安定しています。

経費の面でみると信託報酬は米国ETFの2つが安いですが、米国ETFなので取引手数料がかかるので、トータルで見るとそこまでコストは変わらないかと思います。

株式割合

具体的にそれぞれの投資信託/ETFの株保有割合を見ていきます。

CXSEATMX+Hang Seng TECH
Tencent12.82%10%7.46%
Alibaba8.00%10%8.12%
Meituan5.68%10%7.72%
Xiaomi0%10%8.84%
JD.com3.15%10%6.53%
NetEase2.36%10%2.47%
Sunny Optical0.82%10%6.2%
Alibaba health0%10%4.41%
SMIC0%10%4.28%
Kingdee0.36%10%2.86%
Ping An Insurance6.51%0%0%
Baidu.com2.98%0%1.17%
Wuxi Biologics2.12%0%0%
Pinduoduo1.96%0%0%
Nio1.79%0%0%
その他51.45%0%39.94%

TencentやAlibabaの二台巨頭はどの投資信託でも10%前後の保有割合となっています。

スマートフォンメーカーであるXiaomiやアリババ傘下で医療関連のネットサービスをやっているAlibaba Health、半導体メーカーであるSMICはATMX+では10%入っているのに対し、CXSEでは0%となっています。

CXSEは、上記で記載している以外のその他の企業の割合が50%を超えており、分散が比較的効いているのがわかります。

また、非Techである平安保険グループが6%程度入っています。平安保険グループはNPS導入で顧客志向の経営を行っていることで有名な企業です。

まとめ

中国株への投資対象として、米国ETFであるCXSEと日本の投資信託であるATMX+を比較してきました。どちらも特色があり面白い投資信託/ETFです。

私はCXSEもATMX+も両方買っていますが、どちらかというとCXSEのほうがいいかなと考えています。

どちらも中国株のみに投資するという偏った構成であるのですが、ATMX+はその中でも10社のみに絞っており、値動きが激しくなっています。投資信託というよりは個別株に近い特性を持つのかなと思います。

個人的にはちょっとATMX+は集中しすぎているかなというのと、時価総額加重でないので、テンセントとKingdeeが同等の保有割合になっています。

テンセントの時価総額は80兆円を超えているのに対し、Kingdeeは1兆程度なので、その2つを同等の割合で保有するというのはKingdeeの未来にかけすぎかなと思います。

また、現状では香港に上場せずに米国のみに上場している中国企業もあるため、そこが抜けるのもネックとなっています。
NIOは注目が高いので入れておきたいなと個人的には思います。

香港と米国に重複上場する中国企業も増えているので、この問題は次第に解消されていくと思いますが。

米国ETFは定額買い付けができず取引手数料もかかるので、CXSEと同じようなロジックの投資信託があればそれに全力で買いにいくのになと思います。

現状ではCXSEをSBI証券で定期買い付けするのが良い選択肢かなと思います。

SBI証券で米国ETFをお得に定期買い付けする方法については下記で解説していますので、興味あればご覧ください。

レバレッジ投資信託が好きな私ですが、レバレッジATMX+はさすがに止めておこうと思います。中国企業に集中というだけで結構リスクをとっており、その中の10社に絞るのでさらにリスクを取っている状態で、そこにレバレッジをかけるのはかなり博打要素が大きいかなと思っています。

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