先日JAの窓口までいき、JA共済ライフロードに加入手続きを行ってきました。
(ライフロードはこのブログでもオススメしている保険商品ですが、実はまだ加入していなかった)
保険の加入というと、他の商品も薦められたり、無駄に時間が取られたりするというイメージを持っている方も多いのではないかと思います。
この記事ではライフロードの魅力を振り返るとともに、実際どのくらい時間がかかったのか等加入する際の様子について書いていきます。
JA共済ライフロードについて書いた以前の記事はこちらです。
結論
窓口での商品説明+加入手続きは40分くらいで終了しました。
他の保険商品に加入してくださいや共済金を払ってください等の営業はまったくなく、かつてないほどスムーズな手続きでした。
保険会社の営業の人とは違って、JAの人はのんびりしている印象で、押しに弱いという人も特に恐れる必要ないと思いました。(もちろん個人差はあると思うので参考程度ですが)
改めてライフロードの魅力
別の記事でも書いたとおりですが、ライフロードの魅力は下記の3点だと考えています。
- 個人年金保険料控除を使える
- 月額3000円から加入できる
- 10年程度で解約返戻金が元本まで届く
1番の個人年金保険料控除が使えるというのが一番大きいです。
掛け捨ての生命保険や普通の積立保険は一般生命保険料控除の枠になり、個人年金保険料控除を使える保険は数が少ないです。
個人年金保険料控除が使える保険で私が良さそうと思い、実際に比較検討したのは「マニュライフ生命のこだわり個人年金」と「JA共済のライフロード」の2つです。
マニュライフ生命のこだわり個人年金はよく分析すると、お得度が低いので、個人年金保険料控除の枠を使うなら実質このJA共済ライフロード一択かなと思っています。
マニュライフ生命のこだわり個人年金についての詳細はこちらです。
JA共済ライフロードでは、個人年金保険料控除を活用することで(所得税率等にもよりますが)複利利回りで4.6%程度を確定させることができます。
詳細はこちらの記事を御覧ください。
加入手続き
今回の本題である加入手続きについて書いていきます。
加入までの流れはこんな感じです。
- 近くのJAを探す(窓口に行く必要があるため)
- 電話で窓口に行く時間を予約する
- 窓口に行って契約する
近くのJAをを探す
まずJA共済ライフロードはネットで加入手続きを行うことができません。また、昨今コロナ影響でオンラインでの面談を実施する保険会社も増えていますが、JAはWeb面談に対応していません。
そのため、JAの窓口に直接行く必要があります。お近くのJAの窓口は下記から探すことができます。

電話で窓口に行く時間を予約する
JAの窓口によるのかもしれないですが、私が行ったJAでは事前に電話して窓口に行く時間を決める必要がありました。
窓口自体はそんなに混んでいないのか、電話した翌日の時間でアポを取ることができました。
また、電話では窓口に行く時間を決めるのに加えて、保険の設計書を作るのに必要な情報を聞かれました。具体的には、下記の項目です。
・掛け金はどれくらいで考えているか?
・払込期間と受け取り期間はどのくらいで考えているか?
・支払い方法はどうする予定か?
この辺は電話する前にパンフレット等を見て決めておくとスムーズかと思います。
それぞれ簡単に私の場合どうしたかを書きます。
掛け金
好きな金額で良いですが、利回りを最も高くしようとすると、最低金額の月額3,000円がオススメです。
窓口に行った時に聞いたのですが、保険料控除の枠をフルで使うために年間で8万円で加入する人も多いそうです。
ただ、生命保険料控除の所得税のほうは上限8万円ですが、住民税のほうは上限が56,000円なので、注意が必要です。
所得税の控除
年間の支払保険料 | 控除額 |
---|---|
20,000円以下 | 支払保険料等の全額 |
20,000円超 ~ 40,000円以下 | 支払保険料等 × 1/2 + 10,000円 |
40,000円超 ~ 80,000円以下 | 支払保険料等 × 1/4 + 20,000円 |
80,000円超 | 一律 40,000円 |
住民税の控除
年間の支払保険料 | 控除額 |
---|---|
12,000円以下 | 支払保険料等の全額 |
12,000円超 ~ 32,000円以下 | 支払保険料等 × 1/2 + 6,000円 |
32,000円超 ~ 56,000円以下 | 支払保険料等 × 1/4 + 14,000円 |
56,000円超 | 一律 28,000円 |
ちなみに、パンフレットには月額最低3000円から1000円単位で設定と書いてあったと思いますが、年払いにすれば年間でぴったり8万円という入り方もできるようです。(窓口で聞きました)
払込期間と受け取り期間
個人年金保険料控除を受けるためには、個人年金保険料税制適格特約をつけてもらう必要があり、それには払込期間と受け取り開始日に制限があるので気をつけましょう。
具体的には、下記の点です。
・年金受取人が契約者か、またはその配偶者であること
・年金受取人が被保険者と同一人であること
・保険料の払込期間が10年以上であること
・確定年金・有期年金の場合、年金受取開始が60歳以降であること、かつ受取期間が10年以上であること
出典:https://www.manulife.co.jp/ja/individual/about/insight/column/article/kojinnenkin_column09.html
よくわからなくても、個人年金保険料控除を受けれるようにしたいですと伝えれば多分大丈夫です。
支払い方法
ポイントが付くので、クレジットカードでの支払いがオススメです。
ただし、JAの窓口によってクレジットカードに対応しているかしていないかの違いがあるようです。
(私が問い合わせたJAはクレジットカード対応していたので問題ありませんでした。)
楽天カードで払えば楽天ポイントが付いて、その分を投資に回せるので極力クレジットカードで払うようにするのが良いかと思います。
月払いか年払いかも聞かれますが、これはどちらでも良いかなと思います。年払いのほうが若干お得(積立投資と一括投資の違いと同じ)なので、こだわりがなければ年払いでいいかなと思います。
年払いにすると毎年契約した月に引き落としが行われるようです。(私の場合5月に契約したので、毎年5月に支払いが発生)
窓口に行って契約する
電話でアポを取った時間に窓口に行きます。
電話で聞かれた内容をもとに保険設計書を作っていただいていたので、それについて説明を受けるという感じでした。このブログを読んでいる人なら既にライフロードの内容についてはよく知っていると思うので、説明はすぐに終わるかと思います。
私の場合も説明は10分程度で終わりました。
説明の後に契約手続きに入ります。
重要事項説明や健康状態の告知、その他色々な書類にサインします。
そんなに躓くポイントはないかと思いますが、契約手続きでざっくり30分ほどかかりました。
なので、所要時間は合計して40分程度でした。
説明を受けている間も、説明が終わった後も特に他の保険商品等を紹介されることはなく、スムーズに終えることができました。
民間の保険会社と違い、ノルマとかがなくのんびりしているのかなと思いました。利用者側にとっては嬉しいですね。
解約返戻金
窓口で最新の解約返戻金表をもらいました。
最低保証の予定利率が以前と比べて引き下げられましたが、解約返戻金が掛け金の累計額と同じになる年数は変わらず11年目でした。
払込累計額 | 解約返戻金 | |
1年目 | 36 | 28 |
2年目 | 72 | 63 |
3年目 | 108 | 99 |
4年目 | 144 | 134 |
5年目 | 180 | 171 |
6年目 | 216 | 208 |
7年目 | 252 | 246 |
8年目 | 288 | 283 |
9年目 | 324 | 321 |
10年目 | 360 | 358 |
11年目 | 396 | 396 |
ただし、最低保証利率で推移した場合、11年目以降も19年目までは払込累計額と解約返戻金は同じ金額になっています。
20年目以降はわずかに増えますが、本当にわずかですね。
そのため、保険料控除の恩恵を受けつつ10年目前後で解約するのが一番良いかと思います。
費用対効果
電話での所要時間が10分程度
JAの窓口に行くのに往復1時間程度(人によります)
窓口での時間が40分程度
なので、ざっくりかかる時間は2時間程度かと思います。
効果としては10年間個人年金保険料控除を受け続けて、その後解約返戻金を受け取る形なので、月3,000円の掛け金だと、ざっくり10年間で8万円くらいプラスになる想定です。
2時間で8万円儲かると考えると、費用対効果の面からもありではないでしょうか。
まとめ
JA共済ライフロードに加入する際の手続きや最新の解約返戻金について見てきました。
手続自体はスムーズで無駄に営業されることもなく、気持ちよく契約まで終えることができました。
掛け金は月額3000円かつ保険商品なので大きな利益にはならないですが、時間もそんなにかからないので、サクッと加入を済ませてしまうのがいいのかなと個人的には思っています。
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