証券会社の比較について解説していきます。
この記事ではiDeCoにおすすめの証券会社について解説していきます。
証券会社ってたくさんあってどの証券会社で口座開設すればいいのかわからないという方はぜひ見ていってください。
今後つみたてNISAにおすすめの証券会社や海外ETFにおすすめの証券会社についても記事を書いていく予定ですが、今回はiDeCoに絞って解説していきます。
結論
iDeCoはマネックス証券で始めるのがおススメです。
その理由は下記の3点です。
- 積極的な攻めの投資に向いているNASDAQ100を唯一取り扱っている
- 積み立て投資で大人気のemaxis slimシリーズの主要どころを全て取り扱っている
- 今後も新しい商品の追加が期待できる
それぞれ詳細に解説していきますが、まずは基本情報から見ていきましょう。
iDeCoの基本情報比較
まずiDeCoにかかる手数料を見てみましょう。
加入時 | 毎月かかる費用 | |
マネックス証券 | 2,829円 | 171円 |
楽天証券 | 2,829円 | 171円 |
SBI証券 | 2,829円 | 171円 |
コピペミスではありません。3社とも最安値で手数料は同じです。
ちなみにこの3社以外でもiDeCoの手数料が最安値の証券会社は結構あります。詳細は下記のサイトをご確認ください。
手数料に違いはありません。では、何故マネックス証券がおススメなのか?
それはiDeCoで選べる投資信託の種類が違うためです。
商品数は下記の通りです。
iDeCo商品数 | |
マネックス証券 | 22 |
楽天証券 | 32 |
SBI証券 | 37 |
あれっ!マネックス証券が一番商品数少ないじゃないかと思われた方。
その通りです。ただし、商品数は少ないですが、マネックス証券のiDeCo商品はかなり厳選されており、かつ他の2社にはない商品があります。
iDeCo商品の中には無駄に信託報酬が高いファンドが紛れ込んでいたりして、見かけ上の商品数の多さは正直意味がないです。
結局すごく良いと思えるファンドは3,4個しかないため、それらをちゃんと抑えられているかというポイントが重要になります。
その観点でいくと、マネックス証券の商品ラインナップはパーフェクトに近いです。
マネックス証券のiDeCoがなぜ優れているといえるのか?
マネックス証券のiDeCoが優れている3つのポイントがあります。
- 積極的な攻めの投資に向いているNASDAQ100を唯一取り扱っている
- 積み立て投資で大人気のemaxis slimシリーズの主要どころを全て取り扱っている
- 今後も新しい商品の追加が期待できる
NASDAQ100を唯一取り扱っている
現状iDeCoでiFree NEXT NASDAQ100 インデックスというファンドを選べるのはマネックス証券だけです。
NASDAQ100というのは、アメリカのハイテク株が多く上場しているNASDAQのインデックスファンドになります。
Apple、Google(Alphabet)、Amazon、Facebook、テスラも上場しているノリにのっている市場になります。
アメリカ全体に投資するインデックスファンドとして人気が高いものとしてS&P500というものがあります。こちらは上記のハイテク企業銘柄も入っているのですが、あまり成長していない銘柄も多く含まれています。
NASDAQは成長も大きい分、暴落のリスクも大きい
S&Pは(NASDAQに比べれば)成長は緩やかだが、暴落のリスクも比較的小さい
という違いになります。
リターンがどれくらい違うかというと、直近1年のリターンは
・S&P500:+26.64%
・NASDAQ100:+47.55%
と倍近い差が開いております。
ただし、投資スタイルによってリスクをどれくらい取るかというのは、好みがわかれるのでどちらが良いと一概に言うことはできません。
私は割とリスクをとるほうなので、NASDAQ押しであるため、下記はNASDAQ押しの人の1意見として捉えてもらえればと思います。
私の思いとしては、iDeCoのように超長期の運用であればNASDAQ100のようにリスクを取った投資もありなのではないかと考えています。
NASDAQは確かに暴落時の落ちも半端ではないのですが、超長期で見ればいずれ回復する公算が高いと思います。
世の中で世界を牛耳るようなハイテク企業はNASDAQに上場します。そうなると、仮にAmazonやGoogle等の時代が終わったとしても、次世代を引っ張る企業はNASDAQから出てくる可能性が高いです。
そうなると、NASDAQは一時的に暴落して大きく値を下げることがあっても、いずれまた復活し、世界をけん引していくだろうと思います。
そのため、人によっては30年以上もの超長期運用になるiDeCoではNASDAQという選択肢もありかと思います。
そして大事なことなので、もう一度言いますが、現状iDeCoでiFree NEXT NASDAQ100 インデックスというファンドを選べるのはマネックス証券だけです。
ここまでNASDAQ100を熱く語ってきましたが、暴落リスクが大きいということ以外に信託報酬が高いというデメリットもありますのでご注意ください。
具体的には、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は信託報酬0.0968%に対し、iFree NEXT NASDAQ100 インデックスの信託報酬は0.495%で5倍近い差があります。
大人気のemaxis slimシリーズの取り扱いが多い
マネックス証券はemaxis slimシリーズの取り扱いが豊富です。
emaxis slimシリーズは信託報酬が抜群に安く、積み立て投資にかなりおススメの商品です。
マネックス証券のiDeCoでは、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
という積み立て投資の2大巨頭を両方とも選ぶことができます。
iDeCoは途中で積み立てる商品を切り替えるというスイッチングが容易にできますので、「今はちょっとリスクあるNASDAQに積み立てるのは怖いなぁ」という方にもマネックス証券のiDeCoはおススメです。
※SBI証券のiDeCoもS&P500は選ぶことができますが、オール・カントリーはありません。オール・カントリー(日本除く)はあります。
※楽天証券のiDeCoはemaxis slimシリーズはありません。その代わりに楽天・全米株式インデックス・ファンドと楽天・全世界株式インデックス・ファンドというものがあります。
emaxis slimと比べると手数料が2倍近いですがその分リターンも少し良いというファンドになっています。
良いファンドではあるのですが、個人的にはemaxis slimのほうがやや良いかなと思っています。
そのため、大きく攻める投資をするにせよ、手堅く攻める投資をするにせよ、iDeCoについてはマネックス証券が一歩リードかなと思います。
今後も新しい商品の追加が期待できる
また、実はiDeCoで選べる商品数は35商品以下にしなさいという国のお達しがあり、SBI証券は現状37商品の取り扱いがあるため、これ以上商品を増やすことができません。
(何かをやめて増やすことはできるのですが、やめるのはユーザーのクレーム等にもつながるためかなり難しいです)
楽天証券も現在32商品なので商品の追加にはあまり積極的になれない立場かと思います。
一方でマネックス証券は現状まだ22商品であり、今後新しいファンドの取り扱いが増えていく可能性が高いです。
そのため、今後めちゃくちゃ良いファンドがマネックスのiDeCoだけで取り扱われるという可能性もあるため、その観点でもiDeCoはマネックス証券がおススメです。
それぞれの証券会社のiDeCoで選べる商品のリンクも貼っておきますので、興味ある方はご覧ください。
マネックス証券のiDeCoで選べる商品
楽天証券のiDeCoで選べる商品
SBI証券のiDeCoで選べる商品
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