証券会社の比較について解説していきます。
この記事では米国ETFに投資する際ににおすすめの証券会社について解説していきます。
証券会社ってたくさんあってどの証券会社で口座開設すればいいのかわからないという方はぜひ見ていってください。
iDeCoやつみたてNISAにおすすめの証券会社については別途記事を書いておりますので、そちらをご覧いただければと思います。
結論
米国ETFについてはSBI証券で始めるのがおススメです。
その理由は下記の2点です。
- 為替手数料を安く済ませることができる
- 米国ETFの定期買い付け機能がある
それぞれ詳細に解説していきますが、まずは基本情報から見ていきましょう。
米国ETFの基本情報
ETFとは何か?
ETFとはExchange Traded Fundの略で、日本語では上場投資信託と呼びます。
何のこっちゃよくわからないですが、ざっくりいうと、投資信託の一種です。
いくつかの株がパッケージになっている商品だと思ってもらえれば良いです。
ETFと投資信託の違いについては別の記事で詳細を書こうと思います。
何故ETFに投資しているのか?
ETFと投資信託の違いはいくつかあるのですが、違いの一つとして扱っている商品の違いがあります。
私が米国ETFを買っている主な理由は、商品の違いによるものです。
私は米国ETFでは、CXSE(ウィズダムツリー 中国株ニューエコノミーファンド)というファンドに投資しています。
このファンドは、中国の国有企業を除く成長企業に投資しているファンドです。
中国企業の伸びは目覚ましいものがあるので、中国株にも投資したいという思いから、投資しています。
当初、投資信託で中国株に投資しようかなと思っていたのですが、中国に投資する投資信託は軒並み信託報酬が高く、リターンも良くないものが多いです。
つまり、中国株に投資する投資信託で自分が良いなと思えるものがありませんでした。
かといって、中国の個別株に投資するのはリスクが大きいですし、情報収集する手間もかかります。
そこで投資信託ではなく、ETFで中国株に投資しようと思いました。
CXSEは、NASDAQに上場している投資信託、つまりETFです。
中国株に投資するのにアメリカの市場であるNASDAQに上場しているETFに投資するというのは変に感じるかもしれないですが、
CXSEを運用しているのが、ウィズダムツリーというアメリカの会社であるためです。
ここから米国ETFでかかる手数料について説明し、何故SBI証券がおススメなのかについて解説していきます。
米国ETFにかかる手数料
米国のETFは取引手数料、為替手数料、運用コストの3つがかかります。
このうち、運用コストはどのETFを買うかで決まりますので、どこの証券会社で買っても同じです。
取引手数料も大手ネット証券では横並びとなっています。
米国ETF取引手数料 | 備考 | |
マネックス証券 | 約定代金の0.495%(税込) | 最低手数料0米ドル(無料) 最大20米ドル(税込:22米ドル) |
楽天証券 | 約定代金の0.495%(税込) | 2.22米ドル以下の場合0円 4,444.45米ドル以上の場合22米ドル(税込) |
SBI証券 | 約定代金の0.495%(税込) | 約定代金の0.45%が1セント未満の場合0米ドル 上限手数料:20米ドル(税込22米ドル) |
マネックス証券米国ETF手数料
楽天証券米国ETF手数料
SBI証券米国ETF手数料
以上より、運用コストと取引手数料は各社横並びです。
ただし、為替手数料には違いがあり、SBI証券が最もお得となっています。
SBI証券がおススメな理由
米国ETFを買うにあたって、SBI証券がおススメな理由は2つあります。
- 為替手数料を安く済ませることができる
- 米国ETFの定期買い付け機能がある
為替手数料を安く済ませることができる
為替手数料は米国ETFを買う時と売る時両方かかります。
(買う時は日本円を米ドルに両替して買い、売る時はETFを売って得たお金を米ドルから日本円に両替するため)
2021年3月21日現在の為替手数料は下記となっています。
※1銭 = 0.01円です。100銭で1円になります。下記の金額は1ドルあたりかかる為替手数料です。
買付時 | 売却時 | |
マネックス証券 | 0銭* | 25銭 |
楽天証券 | 25銭 | 25銭 |
SBI証券 | 25銭 | 25銭 |
SBI証券+SBI住信ネット銀行 | 2銭 | 2銭 |
(次回の定期的な見直しの結果、有料になることもありえる)
基本的には、各社1ドルあたり25銭の為替手数料がかかります。
現在マネックス証券は、米国株買い付けの際にかかる米ドル為替手数料を無料にするキャンペーンを実施しており、お得となっています。
ただし、定期的に見直しはされており、ずっと無料というわけではない点はご注意ください。
そして、本題のSBI証券ですが、通常は25銭と他の証券会社と変わらない水準となっています。
一方で、一番下に記載したSBI証券+SBI住信ネット銀行は2銭という驚異の安さになっています。
SBI住信ネット銀行の外貨積立預金を活用すると、1米ドルあたり2銭に為替手数料を抑えることができます。
※外貨積立預金ではなく、外貨預金だと1米ドルあたり4銭となります。これでも十分安いですね。
SBI証券とSBI住信ネット銀行は同じグループ会社なので、資金移動は非常に簡単にリアルタイムで行うことができます。
そのため、SBI住信ネット銀行で外貨預金を行い、SBI住信ネット銀行の米ドルをSBI証券に移動させて、SBI証券で米国ETFを買うというのが最もお得となります。
手続きは簡単に行うことができるので、米国ETFを買い付ける際はぜひこの方法を試してもらえればと思います。
米国ETFの定期買い付け機能がある
ドルコスト平均法という観点から、ETFについて投資信託と同様にコツコツと積み立てたいという人もいるのではないかと思います。
しかし、投資信託と違って、ETFを定期的に買い付けしてくれるサービスを提供している証券会社は少ないです。
そのため、手動で毎月毎月買い付けを行う必要があります。
これは忘れてしまう危険性もありますし、買うかどうかを都度悩んでしまって、結局積み立てに失敗するという危険もあります。
その中で、SBI証券は米国ETFを定期買付できる機能を実装しています。
私が調べた限りでは米国ETFを定期買付できる機能を実装しているのはSBI証券だけです。
(マネックス証券にもマネックスアドバイザーというサービスがありますが、運用する資産に対して年率0.30%(税抜)のサービス利用料が掛かります)
そのため、米国ETFを長期的に運用していきたい人はSBI証券がおススメです。
まとめ
米国ETFに投資するならSBI証券がおススメです。
①為替手数料が安い
→通常1ドルあたり25銭かかるところが、SBI住信ネット銀行の外貨積立預金と組み合わせれば1ドルあたり2銭と10分の1に抑えることができます。
②米国ETFの定期買付機能がある
→一度設定してしまえば、その後何もしなくても自動で買い付けを行ってくれます。
投資信託と同じような感覚でETFへの投資を行っていきたい人にはおススメの買い方です。
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